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ゲームUIのこと

ゲームUIのデザイナーが、気になったことを時々書きます。

ゲームロゴの参考になりそうな本たち

参考資料

本棚を整理していたらいろいろ出てきたので、
ゲームのロゴをつくる中でこういうの見るといいんじゃないのーってやつをまとめてみました。

考え方を学ぶ「知恵編」と、作例を知る「知識編」でわけてご紹介します。

タイトルの下にある★は個人的なおすすめ度です。

 

 

知恵編 

ロゴをつくる上で、どんなことを考え、どんな点に注意しているかなど、
考え方を知ることができるものを選んでみました。

 

タイポグラフィの基本ルール
★★★

タイポグラフィの基本ルール -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック-[デザインラボ]

タイポグラフィの基本ルール -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック-[デザインラボ]

 

まずは文字の基本を知るということでこういう本を1冊持っておきたい。
これは用語や基礎知識から書体の選び方まで一通り入っていたので、便利だった。

 

書体の研究 
★★★

書体の研究 for Digital Creators

書体の研究 for Digital Creators

 

こちらは珍しい他者によるゲーム・アニメロゴの研究本。
類似書体を試したり、既成フォントをどう加工しているかなどが見れるため、フォントが与えるイメージの違いを体験しやすい。

また、フォントの買い方など制作以前の話なども載っているので、初めての人にはそちらも便利かもしれない。


元々は同人本で13巻まであり、そっちの方が充実しているから薦めたいな〜と思っていたら、実は先日同じ著者からそちらをまとめたものも発売されていたのを書きながら知った。

ろごたいぷっ!  マンガ・アニメ・ラノベのロゴを徹底研究する本
 

「書体の研究」はフォントの買い方など基礎知識的なことも書かれているので、作品点数などで言えばこちらの方が参考にしやすいかも。(僕はまだ買っていないので憶測)

 

フォントの不思議
★★

フォントのふしぎ  ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

 

欧文フォントの使い分け方を知ることができる本。
時代や国の違いなど、日本人の僕らからすると汲み取りにくいところを教えてくれる。

イギリスっぽくつくりたいロゴのはずが、実は古代ローマのフォントを使ってましたなんてことが避けたい人に読んでほしい。

 

MDN 2014 4月:キルラキルの文字演出(付録:漫画のタイトルデザイン)
★★

特集ではキルラキルのあのインパクトのある書体がどうして選ばれたのかや、ロゴのメイキングが資料とともに語られている。
そのほかにもメディアが変わるが3作品ほどのメイキングが収録されている。

付録冊子では33作品のロゴを収録。
それぞれ使われている書体や加工について、担当デザイナーのコメントが載っているので制作意図を知ることができる。
付録は手元に置いておきたい。

 

デザインノート no.58:アニメ、コミック、キャラクターのデザイン
★★

デザインノート NO.58 (SEIBUNDO Mook)

デザインノート NO.58 (SEIBUNDO Mook)

 

こちらはデザイナーに焦点をあて、彼らのワークとインタビューで構成されている。

ロゴというよりかはパッケージや販促など、包括的でアートディレクションを伝える内容になっている。

間口が広く思えるが、結局ロゴをつくるには作品の世界観全体を見る必要もあるので、こういうことも知っておきたい。

 

MDN 2014 8月:アニメのグラフィックデザイン
★★

アルドノア/ペルソナ3/ガッチャマン・クラウズの3作品のグラフィックデザイン全般と、ロゴのメイキングが15作品載せられている。

ロゴはここ数年のもので構成されており、使用フォントや簡単な意図が書かれている。ラフの別案が載っているものも数点ある。

(MDNはこの手のタイプを定期的に出してムックまでつくるので、正直追い切れない・・・)

 

Photoshop 逆引きデザイン事典

Photoshop 逆引きデザイン事典[CS3/CS2/CS/7対応]

Photoshop 逆引きデザイン事典[CS3/CS2/CS/7対応]

 

ゲームのロゴって結構ゴリッとさせなくてはいけないことが多いので、
こういうPhotoshopの機能をキチンと知っておくことが求められる。

もちろん今買うならCCに対応したものですよ。 
境界線を何重にも掛けられるって、当時の自分は想像すらできなかったなー。 

 

 

知識編 

とにかく実例を見たい、表現の幅が知りたいって時に。
ただし見すぎると却って抜け出せなくなるので、ほどほどに。

 

イデア 2012 5月:VIDEO GAME GRAPHIC
★★★

idea (アイデア) 2012年 05月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2012年 05月号 [雑誌]

 

特集はバンナムカプコンセガが制作した黎明期から最近までのゲームのロゴを収録。ものすごい数でこれを見るだけで、ゲームロゴの変遷を知ることができる。
また8x8ドットの欧文フォントを多数収録したコーナーもよい。
メーカーと年代ではっきりと並べられており、資料的な価値がとても高い。
特にレトロなゲームロゴをつくりたい場合に参考にしやすいのでは。

 

カプコンデザインワークス
★★

カプコンデザインワークス

カプコンデザインワークス

 

1つ上のアイデアの特集にはなぜかロックマン系のロゴがほとんど入っておらず個人的にとても残念。

ロックマン系のロゴはこれを見よう。
デザインとタイトルにあるが、本自体はイラストが中心なので過度な期待はご注意を。

 

イデア 2012年 2月:文字デザインのマニエリスム
★★

idea (アイデア) 2013年 01月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2013年 01月号 [雑誌]

 

特集として60-70年代の書体が紹介されており、書き文字・図案文字・新書体などいま見てもインパクトのある文字群を多数見ることができる。
レトロな文字を知りたい時に。

 

イデア 2011 9月:漫画・アニメ・ライトノベルのデザイン

アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集

アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集

 

この手の本はいろいろある気がするが、とりあえずタイトルにゲームまで入れているのは珍しい。

だが残念なことにゲームの実例はほとんどない。

 

イデア 2011 9月:漫画・アニメ・ライトノベルのデザイン

idea (アイデア) 2011年 09月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2011年 09月号 [雑誌]

 

20組のデザイナー・事務所別に装丁やロゴなどが載っている。何組かはインタビューもあり。
ゲームの例はほぼ無いが、ゲームに近い雰囲気のものもいくらか入っている。

 

イデア 2007年 1月

idea (アイデア) 2007年 01月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2007年 01月号 [雑誌]

 

巻末のコーナーに1920年代の映画宣伝用の書き文字が数点載っている。
個人的に好きな文字なので、そっと紹介。

 

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以上になります。

ゲームのロゴってマンガ・アニメに比べるとほとんど実例の資料や製作者の言葉がないんですよね。なので、どうしてもマンガ・アニメ成分が多くなってしまう。

ほんとはテレビ番組とかがもっと近いんですが、そちらはゲームにも増して情報がないので。

そういった類を扱った本が出るのを願っております。