ゲームUIの参考書たち 8選!
ゲームUIの参考書が増えるにはまず需要がないと、ということで思いつく本をまとめてみました。
もちろん周辺領域で参考にできる本はたくさんあるのですが、どうせだったらど直球の本、もっと読みたいじゃないですか,,,!
これらの本がもっと売れて、ゲームUI本がまだまだ必要!と認識されるといいな。
CEDECで書籍販売ブースを回ったのですが、やはり今すぐゲームUI本を作ろうという感じではなかったので、ぜひ興味ある本があればご購入ください!
メインの「UI編」と、おまけで「ロゴ編」で構成しています。
タイトルの下にある★は個人的なおすすめ度です。
UI編
ビジネスを変える「ゲームニクス」
★★★
タイトルからはわかりにくいですが、ゲームのUI設計に対して幅広く取り扱っています。
ゲームニクスはゲーミフィケーションと同じように考え忌避する方がいますが、僕はゲームニクスは若手のゲームUIデザイナーはもっとみんな読むべきと思っています。
「状況情報(見るだけの情報)」と「操作情報(操作のガイドとなる情報)」を分けるとか、「チャンク処理」を意識するとか、アドバイスが覚えやすいので自分の制作に意識しやすいです。
ゲームUIの教本的な本としては、現在一押しです。
売れるゲームのUI/UX 制作現場の舞台裏
★★
こちらはいろんなプラットフォームのゲームを取材した本です。
3年前なのでタイトルは少し古いですが、「モンスト」「白猫」「FFXIV」「戦国大戦」んなど9本のゲームが取り上げられています。
どのようにプロトタイプを作ったかとか、他ではあまり発表も見られないタイトルの話が目白押しです。
個人的にはこの手の開発話を読むのが一番好きなので、もっと売れて続編が出て欲しいなと思っているこの頃です。
ゲームインターフェースデザイン
★★
- 作者: Kevin D. Saunders,Jeannie Novak,加藤諒,株式会社Bスプラウト
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この本が全然売れてないようで悲しいので、ぜひみんな買って欲しい。とはいえかなり高めになるのですが。
例えば、最近VRでは顕著な「ダイエジェスティック(diegestic)」と「メタ(meta)」についてすごくわかりやすく教えてくれるなど、特に設計時に役立つ話が多かったです。
いつか解説記事を書きます。
週刊ファミ通 2016年9月22日
★★
こちらの号にはペルソナ5のアートディレクター須藤さんのインタビューが載っています。このブログでの須藤さんの記事
制作で意識されていることや、過去作との比較などのお話が載っています。
ページ数としては2ページほどなのですが、あのUIに痺れた人は読む価値あります。
ダービスタリオン マスターズで学ぶゲームUI/UX制作 実践ガイド
★
ダービースタリオン マスターズで学ぶ ゲームUI/UX制作 実践ガイド Unity対応版
- 作者: 西村拓也,冨田篤,佐藤英一
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2018/09/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
こちらは最新のゲームUI関連書籍となります。
ただ、6割ぐらいはプログラマ向けなのでどっちが主役かと言われると悩むっていうことと、取り上げられたタイトルが有名かってところで、まだ読んでいないこともありオススメ度は低いです。
ゲームグラフィックス 2018
★
本当に少しだけなんですが、毎年ゲームグラフィックスにはUIの事例が取り上げられています。
特にカテゴリがわかれていなかったりもするので探すのも大変なのですが、グラフィックス全般にも興味があるという方でしたら買って損になりません。
---
ロゴ編
ロゴをつくる上で、どんなことを考え、どんな点に注意しているかなど、
考え方を知ることができるものを選んでみました。
アイデア 2012 5月:VIDEO GAME GRAPHIC
★★★
特集はバンナム・カプコン・セガが制作した黎明期から最近までのゲームのロゴを収録。ものすごい数でこれを見るだけで、ゲームロゴの変遷を知ることができる。
また8x8ドットの欧文フォントを多数収録したコーナーもよい。
メーカーと年代ではっきりと並べられており、資料的な価値がとても高い。
特にレトロなゲームロゴをつくりたい場合に参考にしやすいのでは。
カプコンデザインワークス
★★
1つ上のアイデアの特集にはなぜかロックマン系のロゴがほとんど入っておらず個人的にとても残念。
ロックマン系のロゴはこれにたくさん入っています。
デザインとタイトルにあるが、本自体はイラストが中心なので過度な期待はご注意を。
ロゴ関係は過去にこちらにまとめていますので 、よければこちらも。
以上です!
もし他にも良い本ご存知でしたら、Twitterなどで教えてください!